秋らしく過ごしやすくなってきました。
朝晩はもはや寒いくらいです。
日中でも上に何か羽織るものでも着ないと風邪をひきそうな勢いですね。
そんな秋の休みの日にあるモノを買い求めに、街に繰り出しました。
そのあるモノとは・・
目薬です。
目への関心の高まり
日頃からパソコン作業で目が疲れがちなので、前々から目薬はデスク横の必需品でした。
自宅ではロートうるおい洗眼薬を買って置いてるのですが、少々サイズが大きいので、外先では持ち運びが面倒なんですよね。
加えて最近まで使っていた目薬が切れたので、新しいものを買おうと、それも何か新しい最新の科学で実装された宇宙工学に基づいた素晴らしく未来志向なやつを手に入れようという、大それた野望を持って、街に繰り出したというわけです。
というのもですね、目は昔から比較的良い方で、視力検査も小学生の頃から一貫して1.5以上を保持し続けてるんですね。
いや正確に言うと、20代までは2.0だったんですが、さすがに30代に入ると、0.5下がってしまいまして。
なので、あまり目について気を遣う習慣がなかったんですが、ここ1,2年はネット作業に使う時間が生活の中で急激に増えてきまして、気にするようになったんです。
一度作業に入ると、3時間4時間が普通なんですね。ひどい時は休みの時など10時間近くずっと画面を見続けていることもあります。
さすがに目が疲れてくるし、首も凝ってくるのが自分でも分かるんですよ。
これはいかんと。
今視力検査をしたら、0.5は下がってるんじゃないか、と。
視力もそうだけど、緑内障も怖いじゃないかと。
そんなね、いろんな不安と恐怖が次々ともたげてくるんですよ。
なまじこれまで気を使ってこなかった部位だけに、一度その不安に憑りつかれると、もういても経ってもいられなくてですね。
さきほど上げたロートの洗眼薬もその一環で購入したんですわ。
でも目薬に対する意識はまだまだ低くて。
それが、先週のNHガッテン!で色覚異常の特集を見てから、さらに目への関心が高まりまして、この日曜日に新たな目薬を求めて3千里とあいなったわけでございます。
ブルーライトよ、こんにちは
で、ですね。
実際に街中の大手チェーン系列のドラッグストアに向ったわけですよ。
ここは日頃からよく薬とか買うところで、品ぞろえもいいし、店員さんの対応も優れてるので、ほぼ行きつけと化してる店舗です。
そこで目薬のコーナーにたどり着きました。
今までは漠然と安い手ごろなものを買ってきたのですが、今回は違います。
必ず目を回復させてやるぞ!という岩のような固い決意でこのコーナーに足を踏み入れたものですから、覚悟と気合が違います。
意識を集中させて、どれが自分の症状に合うのか、どのタイプにどういう特徴があるのかなど、パッケージの記載を鬼のような目つきで眺めていました。鬼のように。
しかし
まったく分かりません。
いや正確に言うと、どのタイプにどういい効能があるかなんて、私も一応日本語検ネイティブ関西人レベルなものですから、書いてる内容を見りゃあ簡単に分かるんですわ。しかし、
ビタミンBだとかタウリンとか塩酸デトラビロゾリンなどやクロルフェラミラマンレインなんだとかマシュマロシュウマイみたいな
響きの有効成分をぞろぞろと書きならべられても、知識と教養のないネイティブ関西人にはさっぱりなのですね。
ですからここは素直に教えを乞おうと、通りすがりの店員さんを捕まえて、質問攻めにしてみたわけです。
私:「すいません。ちょっと伺いますが、この目薬の中でどれが一番私に合うと思いますか?」
店員:「質問の意味が分かりかねますが・・・お客様の症状などによりますので、まずはそちらの方をおっしゃって頂けますか?」
私:「はい。まず私の目は非常に健康的です。いや健康的だったといったほうが良いのかもしれません。なぜなら最近パソコン作業が長く続いて、目の疲れがハンパなくひどくなっているのですよ。このまま続くと失明するんではないかと心配で心配で夜も眠れなくて、どちらかというと肝は太い方だと思うんですが、こうまで心労がたたると強心薬のようなものがあると助かるんですが」
店員:「お客様、落ち着きになってください。お客様のお探しのものは目薬ですよね?」
私:「はい。確かにそうです」
店員:「では話をスタートラインに戻しましょう。お客様はパソコン作業が続いて目が疲れているということで、よろしいですね」
私:「はい、そうです」
店員:「なるほど。となると、まず第一ドライアイのケアが必要ですね。次にパソコンやスマホから出ているブルーライトが及ぼす悪影響から目を保護しないといけません。となると、こちらがおすすめかな」
そういって棚から手にとってきたのが、これでした。
私:「こ、これは、初音ミク」
店員:「どうでしょうか。目と髪の毛の色が確かに似てますね。」
私:「初音ミクの目薬のどこに私の目を回復させる証拠があるんですか?」
店員:「簡単です。活性型ビタミンとネオスチグミンメチル硫酸塩が配合されているからですよ。この二つには細胞を修復する働きとピントを調節する効能が期待できますから」
私:「なるほど。分かったような分からないような不思議な感じです」
店員:「食いつきがイマイチですね。ではこちらはどうでしょう?」
私:「これまた迫真に迫る描写ですね。いかにも目という感じだ。」
店員:「そうでしょう。まさにそのとおりで、こちらもネオスチグミンメチル硫酸塩が配合されてるんです。これがあると目のピント機能が上手く働いて、目のピントが上手になるんです」
私:「目のピントが上手になるとはまた・・」
店員:「なあに、深く考える必要はありませんよ。とにかくピントがばっちり合うようになる。多少のピントのずれは自動補正してくれて、いつでもどこでも気に入った風景をパシャリと切り取ったように映し出してくれる。ピント万歳、ピント最高、ピントたまらない!というノリですよ。さあさ次にいきましょう、ではこれは」
私:「ネーミングがいいですね。今の私の症状を言い表したようなぴったりの商品名だ」
店員:「お客様もお目が高い。この目薬には角膜を保護して瞳をいたわるコンドロイチンと硫酸エステルナトリウムが最高濃度で含まれているのですよ。それに加えてダメージを受けた目の組織代謝を促進するビタミンが豊富に入っていて、まさにお客様のためのお客様のためだけに生まれてきたブルーライト横浜点眼薬というやつです」
私:「横浜は余計ですが、分かりました。これを一丁もらいましょう」
店員:「お買い上げありがとうございました」
そしてレビューへ
商品パッケージを棒読みする調子のいい店員の受け売り説明をそのまま信じたわけではないですが、ピント調節機能と、角膜保護、組織代謝回復が期待できる目薬という触れ込みが気に入って、「サンテPC」を購入しました。
さっそく自宅に帰って点眼!
の前に、まずはブルーライトについて簡単にまとめてみました。
〇青色に光る光のことで、380~500ナノメートルの波長をもつ
〇人間が見ることのできる可視光線の中で、最も波長が長くて強いエネルギーを持つといわれている
〇目の水晶体や角膜で吸収されることが少なく、網膜にまで必ず届く
〇パソコンやスマートフォンのLEDディスプレイ画面に大量に含まれている
〇網膜に達する光の中で最も紫外線に近く、強いエネルギーを発するので、長時間目に浴びせ続けると、目や身体に多大なる負担を与えてしまうことがある
非常に強い光であることが分かりました。
しかもそれがパソコンやスマホのディスプレイに含まれているので、気をつけないと毎日網膜にダメージを与えていることになりますね。
だからこそブルーライト専用目薬が必要になってくるということで。
果たしてサンテPCは思い通りの効果をもたらすことができるのか?
それでは試してみましょう!
商品パッケージの表と裏です。
先ほどの店員の受け売りがそのまま読めますね。
中身は?
面白い形です。
斜めにカットされた容器。
意外に安定性が良さそうですね。
色は赤。
中身も赤いのか?
それとも容器の色か?
薬液も赤でした。
つけてみた感覚ですが、まずすっきりします。
爽快感まではいきませんが、スッとする感覚ですね。
実際にPC作業の合間に差してみましたが、悪くないです。
目がしゃっきりする感覚はあります。
PC作業の合間にこまめに差すようにしていると、目のぼやけがマシになるので、なかなか効いてるのではないでしょうか。
まとめ
まずまずの使い心地でした。
今まで使っていた目薬の中でも一番の良さげな効能です。
長くPC作業をしてると、この目薬は離せない感じですね。
ただ先ほども書きましたが、基本的には目を画面から離したり、立って体操をしたりして、体を動かしたり、目そのものを休めることが大事でしょう。
あまりに眼精疲労が重なると、どんな優れた目薬でも効きは悪くなるので、そのへんは体操とか関節運動をして血行を良くする方が先決だと思います。
あとはブルーベリーなどの目に優しい栄養豊富な食品でビタミンを摂取することも大事かと。
目薬はあくまで応急処置として使うのがベストだと思います。
みなさんもブルーライトにはくれぐれも気を付けて、目のケアをこまめにしながら、ネット・スマホライフを楽しんでくださいね。