全国数千万人の腰痛もちの皆さんに朗報です!!
ついに今日NHKのガッテン!で、皆さんの腰に長年の苦痛をもたらしてきた痛みの原因とその究極的解決策が発表されました!
まずは腰痛の原因とは何ぞや?ということから説明していきましょう。
ある姿勢に腰痛の原因があった!
『〇〇が良い人は腰痛になりやすい』という謎かけで始まった、いつものガッテン節。
スタジオのゲスト出演者の皆さんは、これに対して思いつく限りのフレーズをガンガン志の輔師匠に投げかけていきますが、当然ながら、そう簡単に答えが出るわけがありません。
そこで出てきたのが、番組ご用達のガッテンボーイ。(名前は忘れた!)
これまで数々のガッテン!な実験を一手に引き受けてきた彼ですが、今回ばかりは「今までで一番しんどかった!もう二度としたくない!」と言わしめたほどの過酷なもの。
一体それはどんなものなのか?
ガッテンボーイが案内されたのは、部屋の中。
そこに置かれていたのは、一つの大きな棺。
そう。
棺の中に入って一晩を過ごせというのが、今回のミッションなのです。
今までの過酷な実験に比べれば、こんなんの簡単さ!とばかりに棺に飛び込んだ彼でしたが、明け方になるころには額にびっしょり冷や汗をかいて、腰の痛みに顔をゆがめながら起き上がってきました。
「なんなんだ、この痛みは・・・」
実は今回の実験は、意図的に腰痛を作り出すというものだったのです。
棺の中は寝返りが打てないほど狭く、さらに棺を柵でカバーして、起き上がれないように施していました。
これによってガッテンボーイは完全に棺の中で身動き一つできずに朝を迎える羽目になったのです。
そしてこの実験こそが、腰痛の原因を赤裸々にあぶり出す意図のものに行われたということ。それは・・
仰向けに寝ると、お腹の内臓や脂肪が直下にある腰椎に負担をかける
ということ。
いわば「重りを上から腰に乗せる」ということに等しく、これを続けると、腰の圧迫が神経に触れることになるのです。
さらに血流が悪くなるので、腰回りの筋肉が固くなるという悪循環も生まれます。
普通は寝ているときに寝返りを打ったりして、無意識のうちに体の向きを変えているものですが、腰痛もちで、なおかつ朝にそれが激しくなる人は、寝返りを打つ回数がそうでない人に比べると、格段に少ないというデータが示されていました。
腰痛がある人⇒5回
腰痛がない人⇒24回
平均したデータらしいですが、それにしてもかなりの数の開きがありますね。
寝返りが打てない本当の理由
寝返りを打つ回数が少ないことで「腰痛」が誘発されるということですが、ではなぜその回数の差がでてくるのでしょうか?
その理由は、ズバリ、腰以外の筋肉(大胸筋、腹筋、太もも等)が硬くなっていることが原因だということ。
腰が痛いのだから、原因は腰だろう?と思う人も多いでしょうが、腰痛になってしまうと、他の部分の筋肉で補おうとするので、結果、全体の筋肉が緊張してしまいます。
こうして硬くなった筋肉は、スムーズに動かすことができなくなり、やがて緊張した硬い筋肉のせいで寝返りを打ちづらくなり、腰回りの血流も悪くなって、腰痛がいや増しに増すという悲劇が訪れるのですね。
ゆえに、朝起きて腰が痛いという人は「寝相が良い人」が多いということになるのです。
腰痛改善ストレッチ法
筋肉が硬くなるから寝返りを打ちにくくなるというのであれば、筋肉を柔らかくして動きやすくすれば寝返りは復活する!という実験を、長きに渡って腰痛に苦しめられてきた女性を複数人集めて行われました。
結果はもちろん大成功。
実験に参加した女性は大喜びでした。
その方法とは・・・
ストレッチです。
4つのストレッチを一月程度行うことで、多くの腰痛が改善するということ。
出典:nhk.or.jp
どれも「ゆっくりと深呼吸をしながら」「重力に逆らわずにじわりと行う」「力まない」というのが重要です。(以下、ガッテンのサイトを参考にまとめてみました)
◎腰ねじりストレッチ
仰向けになって、片方の足を交差させながら腰ごとねじります。
このとき交差させたほうの足を片手で抑えてください。
もう片方の手は頭の上にあげて伸ばすようにすること。
この状態で、力を抜き、6回深呼吸。
今度は交差させる足を替えて、同じようにします。
これを3セット行います。
肩と膝が床から離れないようになることが理想です。
◎肘立て&膝まげストレッチ
うつ伏せになり、肘を立てて、膝を曲げます。
膝を曲げて痛みがある人は、肘立てだけでもよいようです。
曲げるイメージは「エビ反り」。
もちろん無理のない感じで行ってください。
力を抜いて、6回深呼吸。
これを3セット行います。
痛みや硬さがなくなることが理想です。
◎丸まりストレッチ(膝抱えストレッチ)
最初は仰向けのままで、片方の足の膝を片手で掴んで、抱えるようにします
そのまま抱えた状態で、もう片方の足の膝を抱えます。
両足の膝を抱え終わると、両手の指を組み、両方の膝を掴んで抱えます。
その状態のまま力を抜いて、6回深呼吸。
終わると、膝を立てたままで仰向けに戻ります。
これを3セット行います。
両膝が胸につくようになることが理想です。
◎タオルで足上げストレッチ
仰向けのまま、両膝を立てます。
次に左右の手で掴んだタオル(引っ張った状態)を両膝の膝小僧に引っ掛けます。
そのまま片方の足をゆっくりとスライドするように上に抜いていき、足のつまさきをタオルに引っ掛けるようにします。(片方の足は床に下ろしても大丈夫です)
出典:nhk.or.jp
膝を伸ばしたまま、手の力で足を伸ばしていってください。
力を抜いて6回深呼吸。
今度はもう片方の足で同じことをします。
これを3セット行います。
床に下ろしている足を伸ばしたままで、上げた足の裏が天井に向くようにすることが理想です。
以上が番組で取り上げられていたストレッチです。
より詳しいストレッチの内容は、NHKガッテン!の公式サイトでご覧ください。
⇒解禁!腰痛患者の8割が改善する最新メソッド - NHK ガッテン!
簡単にできる快眠枕も紹介していました。
用意するのは、硬めの座布団とバスタオル。
折ったバスタオル座布団の上に置いて、バスタオル部分を肩口にしっかり当てて寝ると、寝返りがスムーズに打てるようになるようです。
こちらも公式サイトで詳しい情報をご覧ください。
まとめ
まさか腰痛の原因が寝返りにあるとは驚きでした。
自分も腰痛持ちなので、鉄棒で体を伸ばしたり、番組でも取り上げていた中山式快癒器で腰を押したりと、今まで色んな方法を試していましたが、しかし今日のガッテンは、久々にクリティカルヒットな番組内容というべきか、もしこれが万人に効果的なのであれば、お医者さんはいらないのではないか?というぐらい、目から鱗の内容でしたね。
このストレッチは今日からでもすぐに実践できるので、ぜひ。
特に足をよく使うので、太ももの緊張を解くタオルで伸ばすストレッチを重点的にこなしてやろうかなと思ってますよ。
サポーターよさようなら、バンテリンよ忘却の彼方に!という感じで、来月の今頃には最高の寝起きの朝を迎えることを願ってます。