体のケアと健康について考えるブログ

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【NHKスペシャル 人体】骨が発するメッセージ物質は若返りの源だった!


今回のNHKスペシャル人体は「骨が出す若返り物質SP」です。

www.nhk.or.jp

骨といえば、筋肉や内臓を支える構造物というイメージが強いですが、実はその働きは「記憶力」「免疫力」に関わる重要な働きを持つということなのです。

骨が発するメッセージ物質。

それが今回の「人体」の謎の大きなキーワードになってきます。

では番組の流れに従ってレビューしていきましょう。

 

骨量の低下が老化現象を招く

 

骨には様ざまな細胞や物質が存在し、それぞれが人体を健康に保つためのネットワークを構築しています。

 

from: Interactive Biology 

 

その中でメッセ―ジ物質が「老化現象」を抑える効果をもち、具体的には「記憶力」免疫力」「筋力」「精子を作る」働きを加速させるということが分かっています。

メッセージ物質は役割に応じた機能を持っていて、それらが骨から発せられて脳の神経細胞に着地すると、そのメッセージ物質に合った役割を果たすようになっています。

では以下にそれぞれの物質の名前と機能を紹介していきましょう。

 

オステオカルシン

記憶力を司るメッセージ物質です。

マウスによる実験で、オステオカルシンを注入したマウスとそうでないマウスの比較をしたときに、何もしていないマウスは目的の場所にたどり着くのに、通常の倍以上の時間がかかったという結果に終わりました。

またオステオカルシンを注射していないマウスの脳を調べたところ、海馬が衰えていたことも併せて分かっています(海馬=記憶力をつかさどる脳機能の部位)

他にも「筋力のエネルギー効率を高める」「精子の数を増やす」などの働きがあります。

 

オステオポンチン

「免疫力を司る」メッセージ物質です。

これもマウスを使った実験で、オステオポンチンの有無により、免疫力の高低が変わってくることが分かっています。

 

スクレロスチン

「体内の骨量の生成を止める」メッセージ物質です。

この物質が多いか少ないかで、人体の健康に大きな影響をもってきます。

 

以上が骨からの指令を伝達するメッセージ物質でした。

では次にメッセージを発する側の骨の働きについて触れていきましょう。

 

骨細胞の役割

 

from:ThingLink

 

人体では常に骨が破壊と再生を繰り返していて、体内の健康バランスを保っています。

たとえば骨を破壊する「破骨細胞」は、骨に含まれるカルシウムを他の部位に回すために破壊の方向に働く、骨を作り出す「骨芽細胞」は、普段の生活でかかっている疲労骨折を再生させるための働きをもっている、スクレロスチンによって「骨の生成を止める」働きなどなど・・・

中でも骨芽細胞は、オステオカルシン、オステオポンチンというメッセージ物質を出す働きがあり、老化の防止に大きな役割を担っています。

こうした「アクセル」「ブレーキ」の関係にある細胞やメッセージ物質をコントロールしているのが「骨細胞」であり、その指令によって骨の生成や量が変わってくるのです。

 

骨を強くして若返る方法とは?

 

冒頭にも触れた通り、骨量が低下すると全身にメッセージを送るための働きが弱り、老化現象が進んでいきます。

そこで関係してくるのが「骨細胞」の働き。

「骨細胞」には「骨に加わった衝撃を感知する」働きがあり、骨を生成するペースはそこで決めらます。

ということは、骨量の低下を防ぐためには何をすべきか?

それはずばり・・

 

足に衝撃を与えること

 

です。

 

from: caloriesecrets.net

 

実験では、ランニングをする人と、自転車に乗る人の骨量の減り具合を調べていましたが、その結果は自転車に乗る人のほうが「骨量の減りが大きい」ということでした。

これは骨に伝わる衝撃の違いによるもので、先ほど述べた「骨に衝撃が加わると骨細胞が反応し、骨を増やすメッセージ物質を発する」ことで生まれる反応です。

自転車は体重をサドルに預けているので、骨に衝撃が伝わりにくいという欠点があります。

番組の冒頭では、元自転車競技者が若くして骨量が減ったことで、引退を余儀なくさせられた事例があり、後に彼の骨量の減少の原因は、小さいころからの自転車乗りに関係していたということが分かりました。

自転車にしろ、デスクワークにしろ、座り続けていると骨が増える必要がないと判断し、老化現象が進んでしまうので、同様の環境にいる人は特に注意が必要かもしれません。(自転車に乗ることそのものが悪いわけではありません。あくまで骨量の観点からの意見です)

以前に別の番組で、宇宙空間から帰ってきた宇宙飛行士のための運動法を紹介していましたが、これも理由は少し違うとはいえ(こちらは耳石が原因だと論じていました)、座り続けることによる健康への悪影響を防ぐ、という意味では同じなので、とにかく体を動かす、足を使うことは頻繁に行うべきだと思います。

juntarouletter.hateblo.jp

ほかにもランニングが難しい、高齢者のための運動法としては、ウォーキング、水中ウォーキング、ストレッチ、ヨガなどが挙げられます。

同じく先ほどの別番組での運動法「座った状態から立ち上がる」が最も簡単で手軽に行えるので、これは高齢者の方だけでなく、デスクワークに従事している人にもおススメですよ。

 

まとめ

 

骨という一見、無機質なものの中に、人体の健康バランスに必要不可欠な物質が多く含まれていることを知って「人体って不思議だな‥」と思わず感嘆してしまいました。

前回に放送されたNスぺの「筋肉と脂肪」の回でも、脂肪がメッセージを出して体内の健康バランスを保っていることがあり、たかが脂肪、たかが骨といってバカにできない働きがあるのだと。

juntarouletter.hateblo.jp

今までは、どちらかといえば脳が物事の判断の中心と考えていましたが、前回や今回の番組内容をあれこれ考えますと、脳はあくまで視覚・聴覚で得た情報を処理するところ、骨や脂肪に代表される自律神経系の部位は体内のバランスを重視するという対比になるのかと思いますね。

そうなれば体のことは「骨や脂肪に聞け!」ということになりますか^^

骨で人体の健康が保たれるという内容では、去年のガッテンで放送されたものが少し異なった観点ですが、同様のメッセージ物質も出てきていますので、良ければ参考にしてください。

juntarouletter.hateblo.jp

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☆NHKスペシャル人体レビュー

【最終回】メッセージ物質「エクソソーム」が長寿のカギを握っていた! 

脳は記憶とひらめきの源!その仕組みと正体とは? 

腸は健康の源!免疫細胞と腸内細菌で体を守る!

脂肪と筋肉からのメッセージが病気や命を救う!

【参照サイト】

>>NHKスペシャル人体”骨”が出す!最高の若返り物質|NHK健康ch