体のケアと健康について考えるブログ

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ジュースと薬を一緒に飲まないほうが良い理由


薬の飲み合わせシリーズです。

これまで取り上げてきた「乳製品」「カフェイン類」に引き続いて第3弾となります。

juntarouletter.hateblo.jp

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今回取り上げるのは「ジュース類」と「薬」との飲み合わせについてです。

 

 

副作用や薬の効き目を下げる恐れのある果実・野菜ジュース

 

栄養に優れていて美味しい果実・野菜ジュースですが、種類によっては、薬の効き目を下げたり、副作用を引き起こす可能性があります。

薬との飲み合わせを避けたほうがよいジュース類と、その具体的な相性を取り上げていきます。

 

グレープフルーツジュース

 

 

数ある果実ジュースの中でも、最も薬との相性が悪いとされています。

多くの種類の薬の副作用を強めるといわれ、特に高血圧の薬と一緒に飲むと、急激な血圧降下を伴って、めまいや頭痛などの危険があるようです。

原因となっているのは、果肉に含まれる「フラノクマリン」とういう成分で、ジュースとともに飲む場合ももちろん、生のグレープフルーツを食べた場合も、副作用の可能性はあるので、薬を飲む時は時間をずらした方が良いといわれています。

グレープフルーツは肝臓の代謝控訴を減らし、薬の効き目を強める傾向があります。

薬によっては、一緒に飲むことで血中濃度を引き上げ、薬の濃度が通常の10倍以上になることもあるので、薬との併用は避けたいものです。

以下にグレープフルーツと相性の良くない薬と、飲み合わせた際に起こりうる副作用の例を挙げておきます。

 

高血圧の薬(カルシウム拮抗薬、AⅡ受容体拮抗薬、降圧利尿薬、レニン阻害薬)

⇒血圧の急激な降下で頭痛や、意識を失う恐れ

 

心臓病の薬(不整脈・狭心症の薬、不整脈の薬)

⇒血圧の急激な降下で頭痛やめまいなど

 

脂質異常症の薬

⇒コレステロールが下がり過ぎてしまい、胃の不快感などをもよおす恐れ

 

頭痛の薬

⇒めまい、吐き気

 

抗生物質

⇒吐き気、下痢、胃の痛み

 

抗血栓薬

⇒血液がサラサラになりすぎてしまい、出血が止まりにくくなる

 

抗不安薬

⇒眠気、ふらつき

 

ED治療薬

⇒ほてり、顔の赤らみ、頭痛

 

睡眠薬

⇒めまい、ふらつき、だるさ

 

オレンジジュース

 

 

薬と一緒に飲むことで、薬の吸収率を妨げ、その効果を下げる可能性があります。

またオレンジジュースと同じ酸性の飲み物(乳酸菌飲料、スポーツ飲料、コーラ、炭酸飲料)は、薬の苦みを強めるともいわれ、特にお子さんがおられるご家庭で薬を服用させる場合は、こうしたジュース類ではなく、水で飲むようにしたほうが良いでしょう。

以下にオレンジジュースと飲み合わせることで、吸収率が落ちてしまう恐れのある薬の例を挙げておきます。

 

骨粗しょう症状の薬(アレンドロン酸ナトリウム水和物、リセドロン酸ナトリウム水和物)

 

心臓病や高血圧の薬(セリプロロール塩酸基)

 

花粉症の薬(フェキソフェナジン塩酸基)

 

バナナジュース

 

 

パーキンソン病の薬の効き目を下げる恐れがあるようです。

生のバナナジュースだけでなく、バナナを含んだ自家製野菜ジュース(ミックスジュースなど)と一緒に飲むと、薬の効き目が半分ほどに下がってしまうとか。

原因はまだ解明されていませんが、可能性としては、バナナに含まれる「ポリフェノールオキシターゼ」という成分が影響しているのではないかといわれています。

ほかにも、子供用の解熱鎮痛薬や風邪薬とも相性が悪く、飲み合わせると効果が下がる可能性があるため、バナナジュースとの併用は避けた方が賢明かと思われます。

以下にバナナジュースと飲み合わせることで、効果が下がった薬の例を挙げておきます。

 

パーキンソン病の薬(レボドパ)

⇒薬の吸収率が低下

 

青汁類

 

 

 

健康に非常に良いとされる青汁ですが、成分にミネラルやビタミン、食物繊維が豊富に含まれているため、飲み合わせると、薬の吸収が阻害されやすいとされています。

特に青汁に多く含まれている「ビタミンK」は、抗血栓薬「ワルファリンカリウム」という成分と相性が悪く、血栓を引き起こして心筋梗塞や脳卒中の危険性もあるといわれています。

以下に青汁と飲み合わせることで、その効果が下がってしまう薬の例を挙げておきます。(青汁を構成している各材料の働きによる)

 

脂質異常症の薬

⇒大麦若葉に含まれる「食物繊維」によってコレステロール値が下がるため、薬の吸収を妨げる可能性

 

糖尿病の薬

⇒ケールに含まれる「食物繊維」や「カルシウム」によって血糖値を下げるため、薬の吸収を妨げる可能性

 

抗血栓の薬

⇒あしたばに含まれる「ビタミンK」などのビタミン類が、薬の成分に反応して働きを悪くさせる可能性

 

その他の副作用

⇒クロレラに含まれる「ビタミンK」や「マグネシウム」によって、血を固まらせたり、薬の成分とくっついてしまう可能性

⇒緑茶に含まれるミネラルやカフェインが、薬の効き目を変えてしまう可能性

 

以上が、薬との相性が悪いジュース、飲み合わせによって起こり得る危険性になります。

薬を飲む際はジュースで服用せずに、きちんと水で飲むことが大切だといえます。

実際の服用については、医師に確認されることをお勧めします。

 

まとめ

 

薬との飲み合わせの恐ろしさをまとめてみましたが、、こうやって改めて見直してみると、私自身が思い切り普段の生活の中で「薬と一緒に飲んでいる」ジュース類が散見できて恐怖を感じました。

特にグレープフルーツジュースや、青汁、緑茶などは顕著で、風邪薬や胃薬を飲む時に頻繁に一緒に飲んでいるため、ひょっとしたら何割かは効き目に響いていたのかもしれません^^;

「飲み合わせて良くない」効果の項目では、風邪や胃腸薬には引っかかってないようですが、それでも配合されている栄養分が薬の効き目や吸収を妨げる可能性も無きにしも非ずなので、今後は一切、薬を飲む時は「水」で飲むようにしたいと思います。

健康に良いはずの果実ジュースや野菜ジュースが、その豊富な栄養分のおかげで、薬に配合されている成分とバッティングしてしまうということ。

それは何か「野球」や「サッカー」などのチームスポーツでのメンバー選考と同じような働きがあるようで、非常に興味深いですね。(全員がスター選手だと逆にチーム全体が機能しなくなるなど)

やはり主役は薬。

主役を引き立てるには、平凡な「水」が一番です。

ミネラルウォーターもミネラルが薬の効果を阻害する可能性もあるので、軟水か、普通の水道水で飲むようにしましょう^^

*お子さんや高齢の方に薬を飲んで貰う場合は、苦かったり、喉に引っかかったりして、飲みにくいようであれば「薬を飲むゼリー」を使うようにすると良いようです。

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【参考文献・サイト】

・「本当に効く薬の飲み方・使い方」(加藤哲太 監修:実業之日本社)

・一般社団法人「くすりの適正使用協議会」