今回のガッテンは「寿命が分かる数値」SPです。
安静時に脈を測ることで突然死のリスクを避けることができるということで、脈拍数を測ることの重要性が世界的に再認識されているようです。
脈を測るというのは、まだ40代の私にとっては「健康センターでお年寄りがお喋りしながら無料の機器で測っている」「サウナに行くと体重系の横に置いてある」くらいの認識しかありません^^;
ただ番組を見進めるにしたがって、その重要性が自分の健康にも密接にかかわっていることが分かってきました。
そのポイントは「アドレナリン」で、分泌されることで心臓の鼓動を早めてしまうホルモンの一種なのですが、この分泌液が盛んに出てしまうことで、血管を傷つけてしまうというのです・・・
この前のガッテンで見た「過剰なアドレナリンは血管を傷める可能性があるので、横になって気持ちを安らかにしましょう」という内容はかなり納得がいった。最近、深夜に及ぶ作業が多くて頭痛がけっこうしてる。これは多分脳が興奮状態にあるのではと思うから。#ガッテン
— 健康&防災情報アップ! (@juntarou40) January 14, 2019
先日ツイッターで上げた内容ですが、脈が上がるということは、アドレナリンの分泌が盛んになっていることが遠因になっていて、それによって昨年末からの連日に及ぶ深夜作業のストレスが脳の中の血管に影響を及ぼしているのかもしれません。
これはあくまで私の推測なのですが、本来は寝なければいけない時間帯に起きているということは、それだけアドレナリンの分泌を上げてしまうので、交感神経が興奮状態になって起きたのではないかと思うのですね。
なので、今回のガッテンの内容は、非常に今の自分にとって参考になるものになりました。
今回の番組レビューでは、そのあたりにポイントを絞って掘り下げていこうと思います。
安静時の脈が大切な理由とは?
番組ではガッテンボーイの若い二人が「起床時の脈拍を計測する実験」に参加していました。
豪華な内装の部屋を借り切って、一日を二人でのんびり好きなように過ごしてもらい、起きがけのそれぞれの脈拍数を測るという内容です。
どちらも28歳と26歳(たぶんです)という若さのため、健康には問題ないように見えたのですが、実際に起床時の脈を測って分かったのは、若いガッテンボーイの宮森くんの起床時の脈が上昇していたということ。
実は安静時の脈の数値が高いというのは、アドレナリンの濃度が濃いということにつながります。
先ほども述べたアドレナリンは脈拍の状態を決めるホルモンであり、神経分泌物質でもあります。
副腎髄質から出ているアドレナリンは心臓の鼓動を早める働きがあり、この分泌が盛んになると、以下のようなサイクルを描いてしまいます。
アドレナリンが出る
↓
心臓の動きを速める
↓
脈が速くなる
↓
過剰に続くと心臓から炎症物質が出る
↓
抵抗力を下げる(感染症の恐れ)、がんのリスク大
つまりアドレナリンは生命活動を盛んにするには良いのですが、必要のない安静なときにまで出てしまうと、逆に体に良くないということになるのです。
ほかにも冒頭に述べたように、内臓器官に血液の供給を増やす働きもあるため、過剰なアドレナリンの分泌によって血管を痛めてしまい、動脈硬化の原因になるともいわれています。
こうしたリスクを挙げる主な要因として挙げられているのが、
タバコ、お酒、ストレス、運動不足、睡眠不足、疲労
ということ。
先ほどの実験で、起床時の脈拍数が高かったガッテンボーイの宮森くんは、その健康そうな見た目とは違って、上のいずれかが当てはまっているのかもしれませんね。
アドレナリンの分泌を減らす(脈を落とす)方法とは?
そこで番組では、心臓の炎症や血管を痛める原因となるアドレナリンの過剰分泌を減らす方法を求めて、スウェーデンに取材に行っていました。
そこでは医療用ヨガと呼ばれるケア方法が盛んで、心拍数や血圧を低下させる働きがあるといわれています。
そこで番組スタッフが脈拍数の高かった宮森くんのために、現地の医師に医療用ヨガの一つを教えてもらっていました。
それがこちらです。
①布団の上など、リラックスできる場所にあおむけになり、目をつぶる。
②頭の中で8秒数えながら、息を吸う(鼻から)
③お腹から順々に肩まで空気を満たしていく様子をイメージする。
④息を吸い切ったら、軽く1秒~2秒を止める
⑤口をすぼめて、8秒数えながら、ゆっくりと息を吐いていく
⑥風船がしぼんでいくイメージをする
⑦吐ききったら1~2秒息を止めて、再び鼻から8秒吸っていく(②以下の繰り返し)
from: quickanddirtytips.com
以上を寝る前に10分間行うと良いようです。
8秒間の息を吸う、吐くが難しい場合は、もっと短くても良いとのこと。
あと「横になるだけ」でも脈拍を安定させる効果があるようなので、呼吸法が面倒だったり、難しい場合は、ぜひそちらを。
どちらの方法もかなり簡単なので、ぜひ自分の生活にも取り入れていきたいと思います。
まとめ
昨年末から続く私の頭痛も、ひょっとしたらアドレナリンの過剰分泌によって、脳内の血管を痛めてしまっていることが原因になっているかもしれない・・と、番組を見進めるうちに思い始めました。
実際のところは分かりませんが、そうでないにしても、今回の「寝るだけで脈拍を落とす方法」は、今後の健康のためにもかなり参考になりましたね。
安静時の脈を測るには血圧計が良いようなので、そちらも併せて毎日の脈の数値をチェックすることが大切だということ。
医療用ヨガも興味があるので、また機会があれば詳しく調べてレビューしましょう。
あと最近購入した頭痛の本も、今回の番組内容と併せて非常に参考になったので、またそちらも後日レビューしたいと思います。